■ドラマ「ガリレオ」(フジテレビ系列月曜ドラマ)■
- 「ガリレオ」(がりれお)は、2007年10月15日よりフジテレビ系列で、毎週月曜日の21:00~21:54(JST、通称「月9」枠)に放送されている福山雅治主演の連続テレビドラマ。全10話。 主題歌:KOH+ 「KISSして」 原作は、東野圭吾の小説で物理学者湯川シリーズ中の短編小説集『探偵ガリレオ』『予知夢』。原作中では湯川の相方は草薙であるが、ドラマでは女性刑事の内海薫が相方を務める。なお、当初はそのまま『探偵ガリレオ』のタイトルでドラマ化される予定であった。主演の福山雅治は『美女か野獣』以来4年半ぶり、月9での主演は『パーフェクトラブ!』以来8年ぶりのドラマ出演となる。 発生する事件・現象およびその仕掛けや解明方法は原作に順ずる一方、各登場人物の設定は大きく原作と異なっているのが特徴で、特に第四章では、事件と解明方法、登場人物名(田上昇一)などの基本部分を除き、設定をすべて変更した。 また福山はプロデューサーの鈴木吉弘の要望を受け、本作の音楽を担当。主題歌『KISSして』も、共演の柴咲コウをプロデュースして、「KOH+(コープラス)」としてユニットを組む。 なお、月9で事件モノのドラマが新規制作されるのはHERO以来実に6年ぶりである。 フジテレビとしては初の、番組公式コミュニティサイト「ガリレオ研究室」も公式サイト内に設置されている。
- 登場人物・キャスト
- 湯川学(36歳) 福山雅治
- 帝都大学理工学部、物理学科准教授・第十三研究室配属。頭脳明晰、スポーツ万能で容姿端麗。女子学生に人気があり、その講義には女子学生が前列に殺到している。学生時代の同期で今も友人である草薙や研究室の学生は彼のことを「変人ガリレオ」と呼んでいる。 「全ての事象には理由がある」との信念を持ち、オカルト・心霊現象の類は一切信じていない。だがそれに関する知識は専門家並みに豊富。興味を持ったものにはとことんのめりこんでしまうらしく、第7話では事件関係者からの推薦で鉄道に興味を持ち、内海刑事が怖気づいて帰ってしまうほど夢中になっている。 「理屈が通じない」との理由で子供が嫌い。捜査において子供と会話をする事さえ厭い、第2話では無理して子供と見つめ合った為に蕁麻疹を発症する。 持ち込まれた事件に興味を示した時の口癖は「実に面白い」。また、未解明な事象には「さっぱり分からない」と言いつつ、突如笑い出す。自分の中で全ての謎が氷解した際にはチョーク、石など目の前にある道具を筆記具として使いトリックの証明式の方程式を記述する。ちなみに、この式はすべて本物のもの(放送前特番)。 スカッシュやクライミング、アーチェリー、ボクシングなど数々のスポーツもこなし、趣味で料理をやる事もあるが、これらも数学的・理論的に解釈しようとする。 一見すると、科学・超常現象の解明や、自分の事しか興味が無いように見えるものの、誠実な心構えや正義感はあるようで、第4話・7話ではそれを彷彿とさせるような言葉を犯人に対して発している。また、「(非論理的であるため)人間心理に興味は無い」と発言しつつも、犯人のトリックからその人物像を導き出したり(第1話)、相手の性格をそっくりそのまま逆用した罠で犯人を破滅に追い込んだり(第7話)と、実際はかなり卓越した心理分析の才能を持っていることが伺える。薫が落ち込んでいる時も、本人はそれを見て嫌がりつつもそっと気配りを見せたりする。
- 内海薫(27歳) 柴咲コウ
- 貝塚北署の女性刑事。交通課時代に痴漢65人を逮捕した実績を持ち、草薙に憧れて捜査課に転属してきた新人。草薙の紹介で湯川に捜査協力を求める。理屈より「刑事の勘」や感情で動く直情的な性格だが、理屈で動く湯川に歯が立たない。ただし、湯川のかっこ良さに見惚れてしまう事も時折ある。 変人湯川の協力を得るため、事件を湯川が否定するオカルトや心霊現象に例えたり、洋物の刑事ドラマからそのまま引用した作り話で同情を誘ったり(第1話)と毎回苦労しているが、第3話では湯川から、第7話では栗林から捜査を依頼され、逆に嫌々ながら協力することもある。 事件解決の為に、かなりのペースで湯川ゼミを訪れているため、ゼミ生の間では「湯川と恋愛関係にある」と思われていた(本人はその話を聞き仰天)。 年齢より若く見られることが多いらしく、第一話では学生と勘違いされてナンパされている。また、第六話では幼馴染の母親に「(少女時代から)顔が変わらない」と発言(もっとも、湯川には「その顔でランドセル…か」と笑われていた)。
- 貝塚北警察署
- 草薙俊平(36歳) 北村一輝
- 貝塚北署に勤務していた刑事。「田園調布ねずみ男事件」 「蒲田念力殺人事件」 「羽田空中浮遊事件」などの難事件を解決し、第1話の人体発火事件翌日に本庁(警視庁)に栄転した。内海からは「ミステリーハンター」と呼ばれて尊敬されている。内海に対して「事件を解決したのは湯川」と告げ、湯川の協力を得るように助言する。ドラマでは女受けがいいという設定。なぜか『探偵ガリレオ』原作の回に登場する場合が多く、『予知夢』原作の回には一度も登場していない。
- 弓削志郎(31歳) - 品川祐(品川庄司)
- 草薙の後輩で、内海の先輩にあたる。原作では勘のいい刑事だったが、ドラマでは「勘の良さ」は見られず、かなり凡庸な人物になっている。後輩である内海のことをあまり信用していない。見込み捜査や一昔前の刑事ドラマの様な尋問をすることが多い。
- 城ノ内桜子(38歳) - 真矢みき
- 美人監察医。死体を見た刑事の面々が気分を悪くする中、一人でケロッとしているなど豪胆なところがある。湯川が草薙の捜査に協力していたことは、草薙本人から聞いて知っていた。第4話で湯川と会うと、外部からの心臓麻痺を実践させる方法についての話で盛り上がっていた。死体の検分をしているとき以外は、たいがい菓子等をむしゃむしゃと食べている。
- 帝都大学理工学部
- 栗林宏美(45歳) - 渡辺いっけい
- 帝都大学での湯川学の助手。湯川が警察の犯罪捜査に協力することを快く思っていない。湯川が大学に入る前から20年以上助手を続けている。第四話で湯川が「教授クラスへの昇進は難しい」と陰で言ったのを聞いてしまい、深く落ち込んだ。警察嫌いではあるが、第七話では友人の身に起こった奇怪な事件の真相を明らかにしてもらう為、湯川・薫に調査の依頼をする。
- 村瀬健介 - 林剛史
- 湯川ゼミに所属する学生。第3話に登場した神崎弥生の弟。湯川は弥生の件で彼が動揺し、結果的に湯川自身の研究に支障をきたすことを恐れ、内海に捜査を依頼する。
- 小淵沢隆史 - 福井博章
- 森英太 - 伊藤隆大
- 渡辺美雪 - 高山都
- 谷口紗江子 - 葵
- 湯川ゼミに所属する女子学生。アーチェリー部の長谷部(弓削智久)という学生と交際しており、第5話では彼との結婚のことで湯川に相談を持ちかける。
- 主題歌
- 「KISSして」
- KOH+(コープラス) PRODUCED BY MASAHARU FUKUYAMA(ユニバーサルミュージック)
- 原作との相違点
- 原作では湯川の相方は草薙であるが、テレビドラマ版では内海に変更された。
- 原作では湯川は「助教授」であるが、その後実際の呼び名が変更されたことを受け、テレビドラマ版での肩書きは「准教授」になっている。
- 原作では草薙は警視庁捜査一課勤務だが、テレビドラマ版では貝塚北署勤務を経て、第一章で警視庁に栄転している。
- その他
- 福山は以前月9枠の主演を努めていた『パーフェクトラブ!』でも音楽を担当しているが主題歌は歌っていない。なお、福山にとっては初の探偵役でもある(古畑任三郎で犯人役になったことはある)。
- 本編放送に先駆け、2007年9月15日から同年10月15日(第一話終了)まで、福山雅治が"湯川学"として出演する旭化成(月9枠の提供スポンサーである)とのコラボレーションCMが制作された。それ以降も旭化成とのコラボレーションCMが放映されている。
- 2007年10月12日(土曜日未明)の午前1時09分から2時09分まで工学部の面々がスプーン曲げについてのレポートを湯川准教授に提出すると言う設定の特番『ガリレオ物理学研究室特別講義「スプーン曲げ」』が放送された。
- 比較的トリック暴きに時間を費やしているために、あらかじめ犯人が犯行の様子を視聴者に見せるという倒叙に近い形式を取っている。よって、事件でなくとも大抵は次回予告などでゲストとされる人物が犯人であったり、本編中で湯川や内海が容疑者としていても証拠不十分で逮捕されていなかった人物であったりと殆ど明かされている状態である。視聴者は犯人がどういったトリックを使うことで犯行が可能であったか、視聴者(と主人公たち)はどこを見落としていたのかと言った部分を楽しむことになる。
- ドラマのスピンオフドラマ「ユンゲル」が携帯サイト限定で配信されている。こちらでは弓削を主役に、かつて湯川と草薙が解決した、とされる「田園調布ネズミ男事件」にまつわるオリジナルストーリーになっている。
- 第2話で上村宏(小市慢太郎)の携帯電話に出演依頼の電話をしてきたテレビ局は「JBC」と名乗っていたが、かつて福山が出演したテレビドラマ「美女か野獣」の舞台となったテレビ局も同じく「JBC」である。演出家が「美女か野獣」と同じ西谷弘であることから遊び心からの演出と思われる。ちなみに「美女か野獣」には福山と同じく渡辺いっけいも出演していた。
- 稀に、ドラマの演出が現在CS系放送局FoXにて放送されている「NUMBERS 天才数学者の事件ファイル」(NUMB3RS)に似たものがあるとネットで話題にされることがある。しかし「ガリレオ」は同ドラマと内容や演出が酷似している点は多いものの、原作である「探偵ガリレオ」は1998年に書かれたもので、原作ガリレオシリーズはその後10年近く続いており、内容的には「NUMB3RS」の方が後から作られた作品となるため、どちらかが一方的に似せた訳ではないと言える。
- 帝都大学のロケ地は京都大学吉田キャンパスである(エンディングの協力の欄にも京都大学と明記されている)。第一話では東京都台東区上野公園内にある東京国立博物館の表慶館も帝都大学として使われていた。
- 第八章の冒頭のシーンで、釈由美子が演じる被害者の妹が被害者の部屋でくつろいでる際についていたテレビ番組がフジテレビ制作の『人志松本のすべらない話』のスピンオフ企画で放送された『ジュニア千原のすべらない話』だった。
- 第八章が放送された12月3日の「SMAP×SMAP」において、『ゴロレオ 第零章 須磨る』というパロディがオンエアされた。湯川学を稲垣吾郎、内海薫を香取慎吾が担当した。事件の内容は香取慎吾がゲスト出演した第四章「壊死る」と同じで、使用されたオープニングムービー、演出、音楽などは本物のものだった。
- 映画化
- 東野圭吾の直木賞受賞作でもある『探偵ガリレオ』シリーズの第3章『容疑者Xの献身』が初めて映画化されることが2007年10月21日に発表された。テレビドラマのレギュラー陣が映画版でも引き続き出演する。フジテレビの亀山千広執行役員常務は、「テレビドラマから映画まで一連のプロジェクトとして映画化の提案をすることができたからとし、2008年の映画の大きな柱となることは間違いない」と期待を込めたコメントをした。
- テレビドラマとして描かれている『探偵ガリレオ』とは違い、『容疑者Xの献身』は映画でも原作に基づいて天才同士の心理戦がリアルに描かれるという。よってドラマの映画化と言う事ではなく原題がそのままタイトルとされている。映画は2008年秋公開予定。
- ドラマ「ガリレオ」視聴率
